【セコム株式会社】売上高、営業利益、当期純利益は過去最高を達成。優良企業を分析してみた 第4弾

【セコム株式会社】売上高、営業利益、当期純利益は過去最高を達成。優良企業を分析してみた 第4弾

今回は、「セコム、してますか」でおなじみ、セコム株式会社を企業分析してみます!

〇はじめに

企業分析とは、何のためにするのでしょう?
①自分の志望企業を絞り込む
②志望動機を明確にする
上記の2点が主な目的ではないでしょうか。

基本情報・経営情報・ニュース・クチコミ

から今回は企業を分析していきたいと思います。

 

◎ざっくりまとめ

長い記事になるので、情報をざっくりまとめてました。

項目 企業の経営情報や事業についての情報
〇企業概要 サービス・インフラ/専門・その他サービス
〇事業内容
セキュリティを中心に、防災、メディカル、保険、地理情報サービス、BPO・ICT、不動産事業を展開。
〇経営情報 売上高、営業利益、当期純利益は過去最高を達成。
〇企業の課題 潜在ニーズに応える・海外でも高まる安心ニーズ・さまざまな社会課題への対応
〇求める人材 周りの人々の役に立つことを喜びと感じる人・挑戦意欲が高い人
〇平均年収 598万円
〇時事ニュース NewsPicks参照
〇社員のクチコミ Vorkers参照

○活用するもの

・企業ホームページ
・NewsPicks
・Vorkers
・SRレポート(SRレポートについてはこちらから)
※SRレポートは企業分析シートです。IR情報をもとに監修しています。

○調べる事柄

・企業概要
・経営理念
・事業内容
・経営情報
・企業の課題
・求める人材
・平均年収
・時事ニュース
・社員クチコミ

○企業概要

こちらはSRレポートから引用します!(セコム株式会社)

正式社名 セコム株式会社
(セコム)
市場 東証1部
証券コード 9735
業種 サービス・インフラ/専門・その他サービス
本社所在地 〒150-0001
渋谷区神宮前1-5-1
代表電話番号 0357758100
設立 1962年7月1日
決算月 3月
資本金 66,385 百万円
URL http://www.secom.co.jp/

SRレポート セコム株式会社 より引用

○経営理念

企業理念については企業のホームページから引用します。
企業理念については企業の目指す方向性や価値観が分かるので、押さえておきましょう。

セコムは、1989年に「社会システム産業」の構築をめざすことを宣言し、その実現に向かって邁進しています。「社会システム産業」とは、社会で暮らすうえで、より「安全・安心」で、「快適・便利」なシステムやサービスを創造し、それらを統合・融合させ、社会になくてはならない新しい社会システムとして提供するものです。

セコムの事業領域は、セキュリティ、防災、メディカル、保険、地理空間情報サービス、BPO・ICT、不動産事業と多岐にわたり、海外にも積極的に進出し、事業を展開しています。

「社会システム産業」を構築するために、これらの事業のサービスを複合的に組み合わせたセコムならではのシステムやサービスの開発・提供に取り組み、いつでも、どこでも誰もが「安全・安心」で「快適・便利」に暮らせる社会の実現をめざしています。
社会システム産業図

セコム株式会社 <セコムのビジョン>より引用

○事業内容

事業内容についてもSRレポートと企業ホームページから分析します。

「あらゆる不安のない社会」を実現するため、常に変化し、社会にとっての正しさを追及し続け、「安全・安心」更には「快適・便利」なシステムやサービスを届けている。
セキュリティを中心に、防災、メディカル、保険、地理情報サービス、BPO・ICT、不動産事業を展開。

SRレポート セコム株式会社 より引用

セキュリティ事業

私たちは、セキュリティは“いつでもどこでも誰にでも”利用できるものでなければならないと考えてきました。セキュリティは社会基盤としてなくてはならないものだからです。創業時は、日本で初めての警備保障会社として、企業に「巡回警備サービス」や「常駐警備サービス」の提供から始め、1966(昭和41)年にはわが国初の「企業向けオンライン・セキュリティシステム」を開発しました。

その後、「現金護送システム」や、単独で機能する「安全商品」、「大規模施設向けセキュリティシステム」、わが国初の家庭用安全システム「セコム・ホームセキュリティ」、個人向けの位置情報提供サービス「ココセコム」など、常に革新的なセキュリティシステムの開発・普及により、セキュリティ事業で会社の基盤を築いてきました。

また、オンライン・セキュリティシステムでは、セキュリティ機器をレンタルして研究・開発、製造、営業、セキュリティプランニング、取付け工事、24時間監視、緊急対処、メンテナンスまですべて自社で行うトータルパッケージ体制を確立していますが、セコムだけでなく、セキュリティ機器の製造を行うセコム工業株式会社も重要な役割を担っています。

防災事業

セコムでは、オンライン・セキュリティシステムの提供を通して、企業や家庭で脅威となる侵入や火災などの異常を24時間365日見守り、「安全・安心」を提供しています。

しかし、お客さまによっては「セキュリティだけでなく、防火対策も合わせて強化したい」などのニーズがあります。

そこで、1974年にはハロンガスによる二次災害のない自動消火システム「トマホークⅠ」(現在は、オゾン層の破壊がない新ハロンガスの「トマホークⅢ」)を発売。1976年には、屋外の不審火を感知する「フレームチェッカー」を発売。

さらに、1979年には厨房用自動消火システム「トマホークジェット」を発売。現在、同商品は約70%のシェアを誇っています。こうした独創的で、高品質な防火システムでより幅広い「安全・安心」を提供しています。

メディカル事業

セコムは、ご家庭にホームセキュリティを通じて「安全・安心」を提供していますが、ご家族に本当の意味での「安全・安心」を提供するためには、健康や医療・介護といったサービスもトータルに提供して初めて「安全・安心」を提供できると考えています。

セコムのメディカル事業は、1991(平成3)年、民間ではわが国で初めてとなる、訪問看護サービスと薬剤提供サービスを組み合わせた、「在宅医療サービス」により「医療サービス」を開始。以来、訪問介護サービス、シニアレジデンスなどの「介護・福祉サービス」も提供。

さらにはセコムの健康食品、セコム健康倶楽部KENKOなどの「健康・予防サービス」にいたるまで、日本では珍しいトータルなメディカルサービスを提供しています。

保険事業

セコム損害保険株式会社では、交通事故が起きた時に24時間365日いつでもセコムの緊急対処員が駆けつけて対応する、日本初の現場急行サービス付きの自動車保険「セコム安心マイカー保険」や、セキュリティシステムを利用していれば保険料が割引される法人向けの「火災保険セキュリティ割引」、家庭向けの「セコム安心マイホーム保険」、自由診療・公的保険診療と問わず、かかった入院治療費は無制限、通院治療費は5年ごとに1,000万円まで補償する新しいタイプのガン保険「自由診療保険メディコム」などを提供しています。

また、セコムグループの保険代理店であるセコム保険サービス株式会社では、「お客様本位の業務運営に関する方針」を掲げ、社員の多くが損害保険プランナー、トータル・ライフ・コンサルタント、FP技能士の資格を保有し、コンサルティングからアフターフォローまで、お客様の快適な毎日を守り続けるための幅広い柔軟なサービスを提供しています。

地理空間情報サービス事業

セコムは、1999(平成11)年に航空測量とGIS(地理空間情報システム)の分野で最大手の株式会社パスコ(東証一部上場)へ資本参加し、地理空間情報サービス事業を開始しました。

パスコは長年、航空機を使用した測量、地表データの取得を行い、地形図や行政用地図を作成してきました。その後、そのデータを集積・解析する業務にまで裾野を広げ、官公庁のみならず民間企業に対してもGIS(地理空間情報サービス)を活用したソリューションを提供しています。こうした事業は、セコムグループの他の事業分野にも基盤となりうるもので、「社会システム産業」の中でも重要な役割を担っています。

BPO・ICT事業

セコムグループのBPO・ICT事業は、特徴ある優れたシステムと人財、培ったノウハウを活かし、「安全・安心・快適・便利」な社会の構築を目指す「あんしんプラットフォーム」構想の実現を牽引しています。

セコムトラストシステムズ株式会社は、1975(昭和50)年にセコムが世界で初めて警備システムにコンピューターを導入して以来、ICTをビジネスモデルに不可欠な経営資源として活用してきたセコムグループのノウハウを活かし、情報セキュリティと大規模災害対策をコア事業としています。

株式会社アット東京は、最高水準の安定性と安全性を誇る国内最大級のデータセンター事業を、株式会社TMJは科学的・工学的アプローチで生産性向上に寄与するBPO/コンタクトセンター事業を展開しています。

国際事業

1978年の台湾進出を皮切りに、海外でも「安全・安心」を提供してきた、私たちセコム。セコムのセキュリティ事業の海外展開の特長は、

  • セコム方式のオンライン・セキュリティシステムを普及する、
  • 進出先でパートナー企業と合弁により自ら事業を展開するか、買収によって事業に責任を持つ、
  • それによってすべて「セコムブランド」で安全を提供している、ということです。
    提携やコンサルティングのみの方式とは、安全のクオリティや安心感がちがいます。

現在では19の海外進出先のうち、アジア、ヨーロッパ、オセアニアなどの12の国と地域でセコムならではの「対処付きオンライン・セキュリティシステム」を提供しており、そのご契約件数は、世界No.1となる約311万件にものぼっています。

日本と変わらない品質のサービスを提供できるのはセコムだけ。御社の海外でのビジネスをサポートします。

不動産事業

首都圏を中心に新たな不動産価値の創造と安全を追求した住まいを供給するため、2000年、セコムホームライフ(株)が誕生しました。

不動産事業の中核を担うセコムグループのセコムホームライフでは、「安全・安心」を最優先に考えたマンション、「グローリオ」マンションシリーズの開発・提供を行っています。そして、セコムの最新のセキュリティシステムはもちろん、防災システムや入居後の暮らしを24時間365日支える「グローリオ・サポート24」など、セコムグループのネットワークを生かし、深い信頼のもとに安心して暮らせる住環境を提供しています。

このグループの力を結集させたマンションこそ、セコムの不動産事業の特長です。

セコム株式会社<セコムの事業> より引用

BPO・ICT部門が存在しているようにセコムはセキュリティーや災害に関してコンピュータの活用が進んでいます。競合のアルソックとの違いはこのような点に表れているでしょう。一般的にはセキュリティー事業の印象の強い会社であり、事実そうなのですが、地理空間情報サービスやセキュリティーを生かした不動産事業等も展開しています。セコムが海外展開に力を入れていることを知っている方も多くないでしょう。セコムはグループ企業が多く、それらの企業が合わさって「社会システム産業」の構築を実現していることがわかります。

 

○経営情報

売上高・営業利益・当期純利益が過去最高を達成
主要事業である「セキュリティサービス」をはじめ、「防災」「メディカルサービス」「保険」「地理情報サービス」「BPO・ICT」「不動産・その他」
の各事業とも順当に推移した結果、当期における連結売上高は9,706億円(前期比4.6%増加)となり、営業利益は1,354億円(前
期比3.4%増加)となりました。経常利益は米国などにおける投資事業組合運用益21億円(前期は144億円)となったことなどにより、
1,443億円(前期比1.8%減少)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は特別損益で51億円増加したことなどにより、869億円(前期比3.4%増加)となりました。なお、
売上高、営業利益および親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高を達成。

SRレポート <セコム株式会社> より引用

比較されがちなアルソックですが、セコムは売上高・営業利益率・平均年間給与等で上回っています。売上高や営業利益は右肩上がりで増えており、経営状況は良好であるといえます。

 

○企業の課題

どれほど盤石の企業でも、課題リスクをかかえているもの。
それらを把握した上で就職することは大切ですし、面接の逆質問などでも使えます。
ここでもSRレポートを活用して分析していきます!

・主な対処すべき課題

1.潜在ニーズに応える
最新情報技術を活用したビッグデータ分析によって顧客の潜在ニーズに応えるとともに、日常に起こりうる事象にもより付加価値の高いサービスの提供を目指す。
2.海外でも高まる安心ニーズ

海外にも子会社を多く持つ同社企業グループは、課題先進国日本で
培ったノウハウを活かした地域に応じたサービスの展開によって、さらなる
事業の拡大を図る。
3.さまざまな社会課題への対応
社会の変化につれ、発生する社会課題も多様化・高度化を続けてい
る。それらの課題を捉え、または先んじて、変わらない安心を提供すること
を目指す。そのためにも、社会とのつながりを強めている。
・主な事業等のリスク

1.信用リスク
警備契約やリース契約などにおいて、契約期間中に契約先が不測の事態に陥った場合、初期投資等が損失になる可能性がある。しかし、同社では特定の大口契約を結んでいないため、リスクの分散はなされていると言える。
2.競争激化のリスク

主要事業であるセキュリティー事業への参入は、初期投資やノウハウの観
点からも容易ではない。しかし、その他の事業分野は新規企業の参入が
増加すれば、価格やマーケットシェアが低下する可能性がある。
3.人材の確保
セキュリティー事業をはじめとした様々な事業を展開する同社では、持続
的成長を担う人材の確保が必須である。しかし、少子化の進行に伴い人材確保における競争は高まっている。
SRレポート セコム株式会社 より引用

 

○求める人材

求める人材については企業ホームページをもとに分析していきます。

誰かの役に立つことを喜びと感じ、挑戦意欲の高い人

常に明るく、心広やかに働くことを通じて、皆さん自身が考えていることや、やりたいと思っていることを具現化してほしいと願っています。
繰り返しになりますが、「社業を通じて社会に貢献する」のが私たちセコムの役割ですから、周りの人々の役に立つことを喜びと感じる人、そのための挑戦意欲が高い人に、ぜひ仲間になってほしい。時代の変化を先読みし、どうしたら世の中の役に立てるか、知的好奇心が旺盛で、日々成長できる想像力の豊かな人を求めています。
セコム株式会社 社長メッセージ>より引用

○平均年収

平均年収についてもSRレポートから引用します。
従業員の情報としては以下のようなデータが示されています。

人数      54,648名
平均年収    42.6歳
平均勤続年数  16.1年
平均年間給与  598万円
SRレポート セコム株式会社 より引用

 

〇CSR

セコムはサービスを途切れることなく提供していくために、「人の力を高める技術」「サービスを止めない技術」「安心感を伝える技術」の3つの視点を重視し、最新の技術をプラットフォーム内に取り込んでサービス品質
の向上と、新たな価値創造につなげていきます。
セコム、セコムトラストシステムズ、ルネサスが安全なIoTセキュリティ基盤開発で協業
3社はIoT機器の半導体製造からサービス提供までのすべての期間における機密情報の適切な管理、運用を検討し、IoT機器同士の連携を安全に行うためのセキュリティ基盤の開発を目指します。
通信事業者と新しい技術の実証実験を開始
高速・大容量、低遅延、多接続が可能となる次世代移動通信システム
「5G」(以下、5G)を活用して、IoT時代における高度なセキュリティシステムの実現に向けた実証実験を、共同で推進することに合意しました。5月にはウェアラブルカメラや車載カメラから撮影した映像を5Gのネットワークでリアルタイムに伝送する実証実験を実施しました。
パスコ含む7社がダイナミックマップ基盤(株)に参加自動車専用道路の地図データ整備を進める
高精度3次元地図データの研究開発や実証を手掛けるダイナミックマップ基盤(株)(以下、DMP)が高速道路と自動車専用道路の地図データ整備を進めるための第三者割り当て増資を引き受け、出資しました。DMPは2018年度までの完了に向け、国内高速道路・自動車専用道全線(上下線合計約3万km)の高精度3次元地図におけるデータの整備に着手します。パスコは、測量・計測技術とそのデータ加工・処理技術と、国や地方自治体との豊富な業務実績に基づく信頼関係によって、ダイナミックマップの活用範囲の拡大にも努めます。

「AI/IoT活用推進プロジェクト」を始動
2017年6月、AIやIoTなどの新技術を活用し、社内外の課題を解決するための中核部署として「AI/IoT活用推進プロジェクト」を発足しました。同プロジェクトでは、セコムグループのオペレーション・コントロール体制を支えるシステム基盤を最新技術により再構築するなど、より生産性を向上させるための中期計画を策定・推進しています。
セコム株式会社 CSRレポートより引用

○時事ニュース

NewsPicksでは、企業名を入力すれば関連ニュースが検索できるため、企業研究に有益です。
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是非会員登録してみてください。
○社員のクチコ
社員のクチコミはVorkersで探すことができます。VOKERSで昭和電工株式会社を探すと、企業の強みや弱み・事業展望などが書かれています。会員登録しないと見えない部分も多いので、興味があれば会員登録してみてください。また、クチコミ情報なので書いてある全てが正しいとは限りません。その点はご留意ください。企業についての逆質問やOB訪問などの質問のネタとして活用できると思います。

○おわりに

いかがでしょうか。今回はIR情報・NewsPicks・Vorkersを用いた企業分析の手順を紹介しました。特にIR情報は企業を客観的に分析する上で有益です。そのIR情報を噛み砕いたものが当社のSRレポートとなっておりますので、企業分析等に活用してください。今回はセコム株式会社についてご紹介しました。就活は情報戦とよく言われますが、経営情報等を参照することで就活に必要な情報の多くを手に入れることができます。企業研究の参考にしてください。

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