【ソフトバンク】携帯だけじゃない、AI時代を見据えたソフトバンクの事業戦略

【ソフトバンク】携帯だけじゃない、AI時代を見据えたソフトバンクの事業戦略

○はじめに

 

 

先日、ソフトバンクとトヨタ自動車による新会社設立のニュースが話題になりました。

トヨタとソフトバンクは2018年10月4日、新たなモビリティサービスを構築するための戦略的提携に合意し、新会社「MONET Technologies(モネテクノロジーズ)を設立すると発表した。MONETは、トヨタが開発したコネクティッドカーの情報基盤と、ソフトバンクのIoTプラットフォームを連携させて、車や人の移動に関するデータを活用したモビリティサービス(MaaS=Mobility as a Service)を開発していく。

引用元: https://www.businessinsider.jp/post-176731

ソフトバンクに携帯会社のイメージを持っている人は、「なんでソフトバンク?」と思ったかもしれません。

そういった方に向けてソフトバンクの事業について整理したいと思います。

 

○ソフトバンクグループ 事業内容

 

日本国内では、携帯会社としてのイメージが強いですが、ソフトバンクグループは以下の事業を手掛けています。

 

・ソフトバンク事業

・ヤフー事業

・スプリント事業

・アーム事業

・ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業

・ブライトスター事業

・その他

(参照元:事業内容|ソフトバンク株式会社|ソフトバンクグループ

携帯事業はソフトバンクの事業のほんの一部なんですよね。

 

経営理念においても「情報革命で人々を幸せに」と掲げており、ソフトバンクの事業は「情報事業」として捉えるべきでしょう。

さらにソフトバンクは「300年成長し続ける企業」を掲げ、通信会社から戦略的持ち株会社への転換を図っています。

(参照元:経営理念・ビジョン・バリュー|企業情報|ソフトバンク株式会社|ソフトバンクグループ

 

 

〇ソフトバンク事業

多くの方がイメージする携帯会社としての事業は、このソフトバンク事業に当たります。

通信サービスは主に三つのサービスから成り立っており、“ソフトバンク” “ワイモバイル” “LINEモバイル”のブランドを展開し、様々なニーズに対応しています。

ソフトバンク光などのブロードバンド事業もこの領域になります。

 

○ヤフー事業

 

「Yahoo!ニュース」等の広告サービス・「ヤフオク!」、「Yahoo!ショッピング」等のeコマースの事業をしています。

メディカル事業は広告主を顧客とし、ビックデータと利用者の行動データを生かしてサービスを提供しています。

コマース事業では、成長の見込まれるeコマース事業において「Yahoo!ショッピング」や「ヤフオク!」を展開しています。クレジットカード関連事業にも力を入れています。

 

○スプリント事業

 

ソフトバンクの売上高のうち4割弱を占めるのがこのスプリントです。

「スプリントって何?」と思う方もいると思うので詳しく説明を。

スプリントはアメリカ第4位の携帯会社です。2013年にソフトバンクに買収され、ソフトバンクの傘下に入りました。その後、2017年にsprintは史上最高の営業利益を達成しました。

また、sprintは携帯会社 T‐Mobileとの合併に合意し米国最大の携帯キャリアを目指しています。統合により5G事業等に早期参入し、競争力の強化が見込まれます。

 

○アーム事業

 

アームは半導体事業を手掛ける会社です。アームの技術力の高さは世界で認められており、アームのプロセッサー・デザインはほとんど全てのスマホのメインチップに組み込まれています。

さらに、IoTのプラットフォームの開発にも力を入れており、その技術は様々なIoT製品で採用されています。

ソフトバンクはIoTを成長市場と捉えており、今後ますますこの分野での投資や業務提携・買収を行うことが予想されます。2019年米国での5Gの導入により、IoT製品の開発や活用が加速されていくでしょう。

 

○ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業

 

ソフトバンクグループは、革新的なテクノロジーや起業家に向けた大規模で長期的な投資を行っています。

その取り組みが

ソフトバンク・ビジョン・ファンドおよびデルタ・ファンド事業になります。

これらの事業の中で、ワークスペース等の提供を行うwework・インドア農業を事業展開するplenty・中国で交通事業を展開するDiDi等と提携します。

これらの企業は既に日本で事業展開していたり、今後の日本市場への参入を予定しています。

これらの新技術への投資がソフトバンクが掲げる「300年成長し続ける企業」の礎になっていくのでしょう。

 

○ブライトスター事業

ブライトスターは携帯端末の卸売りを行う企業ですが、ソフトバンクが買収し完全子会社にしました。ブライトスターの販売ネットワークを使って海外での携帯端末の販売促進を目指しています。

携帯会社の買収だけでなく携帯販売網を抑える戦略がsprintの営業利益の向上につながったのではないでしょうか。

 

○その他

pepperで知られるソフトバンクロボティクスグループ株式会社や、ソフトバンクホークスの福岡ソフトバンクホークス株式会社等がこれに当たります。

例えばpepperは2017年3月時点で2000社以上の法人に導入されています。pepperの活用により、話題性の向上だけでなく、業務の代替、取得したデータの分析等を行うことができます。

ソフトバンクは、球団運営やロボット事業にも手を伸ばし成長している企業なのです。

 

 

 

○おわりに

「群戦略」について

ソフトバンクグループは様々な分野のNo.1企業と提携することで「300年成長し続ける企業」を目指しています。資本関係を意図的に弱め、グローバルでの競争力は高く、長期的なリスクが低い戦略的提携グループの実現を目標としています。

上記を意図して、他企業との資本関係を結び成長業界の企業への投資も行っています。

トヨタとの業務提携もこうした動きの一部と言えるでしょう。企業の経営方針を見ることは、ニュースや企業の理解に繋がります。

ソフトバンクはDiDiとの提携を行っていることやIoT企業を傘下に入れていることから見ても、自動運転やライドシェアに興味があることは納得できます。

 

いかがでしょうか、ソフトバンクが日本国内の携帯会社というイメージは実態と大きく異なりますよね。

多くの場合、学生のイメージと企業の実態は異なります。

気になる企業について、ホームページなどで調べてみることをオススメします。

きっと、新しい発見が見つかるはず!

 

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