【業界研究:証券】証券会社の部門と事業をまとめました!

【業界研究:証券】証券会社の部門と事業をまとめました!

○はじめに

ロジカル就活では様々な業界・企業を紹介してきました。

今回は証券会社の事業や各部門についてまとめてみたいと思います。

金融業界では銀行・保険などを紹介しましたが、証券会社が最も学生になじみの薄い業界ではないでしょうか。

年収が高い、プレッシャーのかかる厳しい営業、そんなイメージがあるかもしれません。

今日は証券会社の概要についてスッキリまとめようと思います!

 

日系大手の証券会社は以下の5つの会社が該当します。

・野村證券
・大和証券
・SMBC日興証券
・みずほ証券
・三菱UFJモルガン・スタンレー証券

 

野村證券と大和証券は独立系証券会社、SMBC日興証券・みずほ証券・三菱UFJモルガンスタンレー証券は銀行系証券会社といわれています。

 

○証券会社の部門と事業

 

・証券会社の各部門

証券会社のイメージはゴリゴリ営業?投資業務? どちらも正解といえます。

証券会社の部門は大まかに3つに分かれます。株式を売る営業職であるリテール、経済や株式の調査をするリサーチ、法人向けに資金調達やM&Aをサポートする投資銀行業務となります。

・リテール

投資家や法人向けに株式の売買を行います。

各支店に配属され、高いノルマのもと営業目標の達成を目指します。

証券会社がきついイメージを持たれるのはリテール部門のイメージからでしょう。日経の証券会社に総合職で入る多くの人はリテール業務を最初に行います。

 

・リサーチ

産業や企業の分析を行い、調査結果をもとに投資家へ助言を行う部門です。

金融商品の開発などにあたるクオンツもリサーチ部門に入ることが多いです。

マクロ経済や債券、為替についての調査・分析を行う部門であると考えていいでしょう。

 

・投資銀行業務

企業の買収、合併に関するアドバイザリー業務や、直接金融(株式など)を通じた企業に対する株式発行や社債の発行を行います。野村證券は東芝のメモリー事業の再建などを行っています。

投資銀行部門の面接では、「最近気になったM&Aは?」等の質問をされることがあります。投資業務に興味のある方は金融系のニュースに特に注目してください。

 

○野村證券と大和証券の各部門

 

・野村證券

 

<営業部門>

営業部門はウェルス・パートナー課、法人課、総務課に分類されます。

ウェルス・パートナー課では国内の個人・法人を対象に株式や投資信託などを販売しています。

法人課では自治体、学校法人、宗教法人等を対象に金融商品の提案や資産管理のコンサルティングなどをしています。

総務課では各支店の業務内容が法令や規則に違反していないかチェックしています。

 

<グローバル・マーケッツ>

グローバル・マーケッツでは機関投資家向けにビジネスを展開しています。機関投資家とは公的金融機関や保険会社、信託銀行などを指します。ヨーロッパやアメリカ、アジア等に40もの拠点を持ち、海外でも事業を展開しています。トレーディングや機関投資家向けセールスを行っています。

 

<インベストメント・バンキング>

インベストメント・バンクは国内外の企業向けに資金調達やM&Aのアドバイザリーを行っています。

企業との日々のコミュニケーションを通して経営や財務の課題をキャッチし、M&Aや株式・社債を通じた資金調達等の各種ソリューションの提案を行います。

 

<リサーチ>

株式市場・債券市場を対象にし、調査・分析を行うアナリスト、投資家に投資戦略の策定、提言を行うストラテジストに分類されます。

調査・分析業務が基本となる部署であるといえるでしょう。

 

<コーポレート>

オペレーション、リーガル、ファイナンス等の部署がコーポレートにあたります。

フロントオフィスでの取引を決済する業務や法律面・財務面から企業活動をサポートする部門です。

(野村證券 仕事を知る)

 

・大和証券

 

<リテール事業>

大和証券の全国117(2009年4月現在)の店舗網、コールセンター、インターネットのチャネルを通じて、「ダイワ・コンサルティング」「ダイワ・ダイレクト」の2つのコースを用意し、主に個人、未上場法人などのお客様を対象に幅広い金融商品・サービスを提供し、お客様の資産運用をサポートしています。

<ホールセール事業>

国内外の機関投資家や事業法人、金融法人を対象に、セールスおよびトレーディング業務ならびに投資銀行業務を行っています。セールスおよびトレーディング業務は、機関投資家を中心とするお客様を対象に有価証券・金融商品などの販売や注文の取次ぎを行います。  投資銀行業務は、事業法人、金融法人のお客様の資金調達および資金運用に関わる業務を通して、事業拡大から財務・資本戦略まで、事業全般をサポートしています。

<アセット・マネジメント事業>

株式投資信託、公社債投資信託、私募投資信託等の開発・運用、および年金等の資金の運用受託業務を行っています。

< 投資事業>

大和証券グループの自己資金を活用して、プライベート・エクイティ、金銭債権、不動産等への投資、ベンチャー投資、事業再生、投資ファンドの組成・運営などを行っています。

 

<リサーチ、システム事業>

国内外の機関投資家、事業法人、金融法人、公的機関等を対象に、リサーチレポート等による情報提供、経営コンサルティング、ITサービスなどを行っています。

< 証券事務代行、店舗管理等>

証券関連の事務代行業務や、不動産コンサルティングなどを行っています。

(参照: 大和証券グループ本社 事業内容)

 

大手2社の部門を紹介しましたが、他の証券会社も部門とその役割は大きく変わりません。

 

 

○証券会社の採用方式

証券会社の採用では、総合職のほとんどがリテール部門に配属されます。これは5社のどれも変わりません。

マーケッツ部門や投資銀行部門においては各証券会社で職務別採用が行われています。

また、証券会社は地域職やエリア総合職の募集も行っています。

 

証券会社に入社する方向性としては、職務別採用のある部門、リテール部門、地域・エリア総合職の3つの選択肢があるといえます。

ひとくちに証券会社と言っても、募集内容によって業務は大きく異なります。

 

○おわりに

今回は証券会社について取り上げました。

証券会社と言っても業務は多岐にわたり、職種によって仕事は大きく変わります。

そういったことはどの業界でもいえると思います。就活をする際は業界を絞ることが多いです。

「自分のやりたいことが〇○業界のこの部門に当てはまるけど△△業界のここにも当てはまる。」

といったことも起こりうるので、働く目的と自分の望む業務を明確にしたうえで多様な業界に目を向けることをオススメします。

 

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